日本人にとって、漢字は様々な場面で必要です。学校の授業はもちろん、書類作成やメールでのやり取りなど、ビジネスシーンでも正確な漢字の使用が求められます。
漢字検定は、漢字に関する知識を測定できる試験です。今回は、漢検レベル目安や受験するメリット、おすすめの勉強方法等をご紹介します。
漢検のレベル目安は?
漢検は、1級から10級までの12段階に分かれており、1級が最難関です。
級 | レベル目安 | 対象漢字数 | 四字熟語の出題 | 故事・諺の出題 | 古典的文章の出題 | 部首の出題 |
1級 | 大学・一般程度 | 約6000字 | ○ | ○ | ○ | × |
準1級 | 大学・一般程度 | 約3000字 | ○ | ○ | ○ | × |
2級 | 高校卒業・大学・一般程度 | 2136字 | ○ | × | × | ○ |
準2級 | 高校在学程度 | 1951字 | ○ | × | × | ○ |
3級 | 中学校卒業程度 | 1623字 | ○ | × | × | ○ |
どの級も、読み書き問題は必ず出題されます。各級対象漢字の基本的な読み方・書き方は、覚えておきましょう。2級で、常用漢字が全て読み書きできるレベルです。1級・準1級は、常用漢字以外も出題されます。
おすすめの漢検レベルについて
受験申し込みをする前に、目標とする漢検レベルを決めましょう。
高校生以上は、常用漢字を全て読み書き活用できるレベルの、2級がおすすめです。中学生は学年にもよりますが、中学校卒業程度の3級を目指すとよいでしょう。
漢検を受けるメリットについて
漢字を知っていると、学習・仕事等あらゆる場面で役立ちます。また、語彙力や読解力の向上に繋がることも。さらに、目標級に合格すると、自信がつき学習意欲も向上します。
その他に、漢検資格を持っていると、入試・就活で役立つことがあります。活用制度や活用校に関してはホームページ等から検索可能です。出願時・選考時・入学後等、活用タイミングも様々なので、その点も確認しておきましょう。
参照:公益財団法人 日本漢字能力検定,「活用校検索|漢検・文章検 活用校検索」,https://www.kanken.or.jp/qualification/,2024年2月27日
漢検の申し込み方法
漢検(個人受験)の申し込みは、インターネットの専用サイトから行えます。受験日程・受験級・受験料を確認し、期限内に申し込みましょう。
参照:公益財団法人 日本漢字能力検定,「個人受験の流れ|個人受験」,https://www.kanken.or.jp/kanken/personal/apply.html,2024年2月27日
おすすめの勉強方法は?
アプリ・動画サイトを活用
現在、様々な漢検学習のアプリや動画が公開されています。この学習方法は、低コストで学習できる・スキマ時間を活用できるというメリットがあります。
過去問を解く
公式ホームページで過去問をダウンロードできるため、実際に解いてみましょう。過去問を解くことで、出題傾向や自分の弱点を知ることができます。実際の試験時間と同じ時間で解くのもおすすめです。
対策本・問題集の購入
漢検の対策本や問題集も、多く販売されています。過去問よりも多くの問題を解けるため、こちらを活用するのもおすすめです。自分の弱点を、正確に把握することができます。
価格:1100円 |
まとめ
漢検は、仕事で役立つ漢字力を身につけるための有効な手段です。資格を持っていると、入試や就活で有利になることも。目標とするレベルを設定し、自分に合った勉強方法で学習を続けましょう。